10月の目標・予定など

コメント一覧 （1件）

• りゅうおうのおしごと！15

  -102

  今回は、東京に修行に行ったあい目線からの語り口が多かったです。
  天真爛漫な様子は影を潜め、現実的な口調でたんたんと状況が述べられていきます。『あいが変わってしまった……』

  ダメになってしまった清滝師匠

  銀子がいなくなり、将棋界は急転直下のピンチに陥ってしまいました。
  スポンサーが降りてしまい棋戦として存続が危ぶまれるタイトルすら出てしまう始末。
  『銀子ロスト』
  全国の女子たちがこぞって空銀子に憧れて将棋を始めた矢先に彼女がいなくなってしまい、空前の将棋界ブームは一転して冷ややかな目を向けられることとなり、清滝一門は目の敵にされることもでてきました。
  特に標的にされてしまったのが、雛鶴あいでした。強すぎる八一や銀子は標的にしにくいですが、まだ女流棋士になったばかりで実力が安定していないあいは、他の女流棋士たちから冷たい目を向けられていました。
  八一もあいがいじめられていないか心配して、供御飯万智に対局の際、東京へ行ってしまったあいの様子を見て欲しいとお願いします。
  (あいが標的にされるなら、佳香さんはどうだったのでしょう!? 同じく標的にされやすい、小学生より責めやすそう、気が咎めないから)

  万智には銀子の所在も尋ねましたが、芳しい答えは得られず。八一の心配事は尽きません。

  ちなみに、八一は万智からの要望で、初めて棋書を執筆することになりました。
  万智の補助を受けつつも、発売のタイミングに遅れないよう着々と内容を煮詰めていきます。

  あいは山刀伐先生の隣の部屋にお世話になることになりましたが、既にその部屋には女流棋士の鹿路庭珠代が住みついていました。
  珠代とあいの話し合いの結果、あいが家事全般を請け負い絶対服従するという条件で住まわせてもらえることになりました！
  (本当は山刀伐さんに珠代が出ていくよう言われたので、珠代が出ていかなければいけない立場なのですが……)

  晶：「せっかくつくったのに……」連呼、晶さんのかわいさが見えて、好きになってきました！
  家ではメイド服を着ていて、家事ができるんですね……。バリバリのビジネスウーマンな一面は知っていましたが、これは不意打ちを食らいました。メイド服で料理好きな晶さん、ステキです！

  天衣と一緒に住むようになったのに、彼女との仲はそれほど進展しなかったというか、やりとりが少な目でした。

  今回は東京へ修行に行ったあいの話が多く、八一目線で語られる普段の内容とは雰囲気が違いました。あい目線なので明るい物になるかと思いきや、理不尽や世間の厳しさを淡々と学んでいく、静かな口調での進行が多かったです。

  -150
  あい、鹿路庭珠代はぶっきらぼうな口調ながらも、女流棋士としての生き方、したたかさをあいに教えてくれました。
  裏の性格と表の性格があって、珠代はあいに対しては素の性格(裏たまよん)の方で接しています。

  動画の再生数、ソフト指しにもあいは負けず、怒涛の50連勝。小学生の女の子が着ぐるみを着てネット将棋で無双するその姿は、動画サイトでたまよんのチャンネルで初めて100万再生を突破しました。
  序盤でスパチャが10万円入って来てましたし、その再生数ってどんだけ1日で稼いだのでしょう!?
  羨ましい限りです。

  山刀伐尽との研究会、意外とたまよんがこういう時に一緒にいてくれる。

  放送されてるから行動が読めてストーカーができてしまう、タクシーで帰る、「ｐ147あんた生理になったことある？」
  自宅までさっきの男がついて来てたら住所が割れてしまっていた。自分を守るためにあいに付き添ったのだと言った。

  毎日５キロ走る山刀伐尽。
  小学生のあいも３キロ走った。(この後に研究会で何度戦っても勝てなかった)
  ｐ120たまよん「顎上がってる！ ほら、変な姿勢で走ると筋肉を痛めるよ？ ゆっくりでいいから正しい姿勢で走ることを心がけな」
  ……たまよんって、こういうこと言う人なんだ……。なんだか彼女の素顔がどんどん見えて来て楽しいです！
  女性の私生活が覗ける、見れる楽しさというか。
  ランニングも含めて、今までの八一との暮らしがどれだけ甘やかされていたかを自覚して、これから頑張って行く決意を固めた雛鶴あい。
  厳しい！小学生の女の子にはあまりにも厳しい境遇です。
  あいのいた小学校の担任の先生が、ずっと実家に暮らしている自分なんかよりよほど自立していて大人なあいを、どう育てていいか分からなかったため、転校してくれてほっとしたというのがなるほど先生の立場ならそう感じてしまうかと共感してしましました。

  -208
  たまよんの連勝が止まった、２連敗
  女流棋士のお仕事で、あいの関防印に目が行く『無極』ｐ172、その印が『ゴールなんて無い』と言ってる気がした。
  あいのことは『チビ』と呼ぶ。

  山刀伐が名人戦の３局目で勝利。２勝１敗で、あと１回勝てば名人獲得！
  あいを受け入れて邪魔にならず、益々将棋が強くなっている様子。良い傾向なのかも。

  カンヅメにされるキンジ、寝かせてもらえない
  天橋立で、銀子との対決で『八一』と呼ぶことを禁止されたことを知る。

  -270
  与謝野晶子、セックスの唄
  原稿が完成した。万智ちゃんと呼ぶようになっていた。
  八一の本の販促のために、本に倣った戦法で女流二冠になるといったが、相手は雛鶴あいだった。しかし八一は構わない様子だった。

  結局、ナタギリジンは名人を取れなかった、フルセットまで持ち込んでからの最終局で負けた。
  夜、隣の部屋からの咆哮。
  この声を知っているのは私だけなんだ。
  今、私も聞きましたけど。
  たまよんがナタギリジンのことを好きになっていった話を聞く
  あいの思いが『恋愛』だと認められ、つまんないこいしてるね、わたしたち、あい嬉しかった
  岳滅鬼翼、意外とかわいい

  ｰLAST
  鹿路庭珠代、生理になった。朝食はまともに食べることができず
  たまよんは各地から取り寄せた食材、女流棋士としての新しい生き方を模索、他の女流棋士の地元の品の宣伝してくれていた。
  珠代は自分が嫌われていると思っていた（キャピキャピして媚を売ってるから）が、珠代のその仕事に対する本気の姿勢は思ったよりも周りから理解されていた。
  花立薊、ｐ282吐くようなシーン、妊娠して悪阻（つわり）が酷い！
  生理VS悪阻の両者最悪のコンディションで対局が行われ、お互いに悪手を連発する大荒れの将棋になった。しかし、最後の最後で間違えた珠代が負けてしまい、女流名跡への道は閉ざされてしまった。
  -282-中断ーーー
  八一はコラムを書き終えて、恥ずかしいものをかいてしまったと言って、あいと万智の対局を見ると現代調の相がかりだった。
  八一の本の、『九頭竜ノート』の販促のため、この戦型であいを圧倒して勝利しようとしたが、逆にねじ伏せられてしまい、（八一の本の執筆にたずさわり、八一の将棋を吸収したつもりが、その八一の将棋自体があいと一緒に暮らし、あいと一緒に築き上げていったものだと、対局の中で理解し、完全に敗北した気持ちになった）
  p３１１
  まっすぐに勝利を目指すあいと、今にも泣きそうな万智の表情のコントラストが際立っていた。
  たまよんは女流名跡への道を閉ざされた一方、あいは万智を倒してシャカンドさんに挑戦へと一歩近づいた。
  p３２９
  「どうしてそんなにやさしい、
  「私が優しいんじゃない。将棋に向かうあんたの姿勢が、私を変えたんだよ
  とこんなやり取りがありましたが、きっとたまよんは根っから優しいんだと思います。
  p３３０中断ーーーー
  なたぎりじんがオイシミツルに勝利して、名人に挑戦することが決まり、たまよんが泣いてしまった。
  p３３６
  たまよん：「先生のことが好きです」
  お兄さんも弟さんもいなかったよね？
  ↑
  この返しはないだろうって返しをまたやりました。どちらかというとナタギリ先生は男性の方が好きなんでしょうか？
  たまよんがきちんと改めて思いを伝えたのは大きな一歩です！
  万智のことも含めて、このシリーズも終わりが近いのかライトノベルにしては曖昧なままにせず、しっかりと告白するシーンが目立ってきました。
  八一は万智からの誘いに対し、執筆していた本のコラムをみせました。そこには、小さい頃、清滝師匠の家に内弟子に来たときに出会った『将棋のお化け』との物語が書き連ねられていて、そのコラムの最後には、将棋と、そして将棋のお化けへのありったけの言葉で愛を語られていました。p３５２
  p３６３『師匠の家に住み着いていた将棋のお化けに捧げる。愛を込めて』
  完膚なきまでに告白をハッキリと断られてしまった万智ですが、師匠である編集長に励まされ、万智が撮った八一の写真の表情を見て、p３５７『この九頭竜の顔を見てみろよ？ 絶対お前にグラッと来てるだろ！』
  p３７３
  最後の最後に歩夢が、名人になったら結婚してください。シャカンドサンに告白した！跪き、小箱を開けて指輪を見せるその姿は本気だった。
  ーここで終了

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